大学受験勉強は有利な処世術

苦労の面でも、確率の面でも、大学受験勉強がいかに有利な処世術であるかは、おわかりいただけたと思う。そして、ほかのどんな職業を選ぶより、受験勉強というのは才能、素質のいらないものなのだ。お笑い芸人や野球選手などを夢みて、勉強なり練習をしたところで、ある一定水準以上の才能がなきゃ、食っていけるようにならないのは当然のことや。おそらくそういう職業じゃ“磨けば光るタマ”なんて10%もおらんやろ。受験の世界じゃ“磨けば光るタマ”(やれば一流大学に行ける人)は、七、八割は絶対にいる。要はやり方の問題や。たとえば、プロ野球のチームとわれわれが野球をしたら、一回のプロ側の攻撃を終わらせるのに日が暮れるかもしれへん。でも受験の世界では、たとえば、できない奴の試験の制限時問を倍にするといった程度のハンディをつければ、そこそこ優等生と互角の勝負ができるもんや。

お知らせには必ず目を通す

入れた予備校に常に関心を持っているという意味でも、家庭ではお知らせには必ず目を通すようにしなければいけません。これらのお知らせが親に伝わっていないことがよくあります。単に親に渡すのを忘れてしまっている場合と、故意に親に見せない場合とがあります。これらのことを防ぐには、常日ごろから子どもとの日常会話を通しての意思の疎通をはかることです。親が子どもの通っている予備校に、何らかの関心を示していることが子どもにわかれば、お知らせを忘れたり、渡さないようなことはなくなるはずです。年間予定表を見ればいつごろお知らせが来るか、だいたい予想ができますから、ときどき予備校のお知らせがないかどうか、子どもに聞くことも必要です。予備校の「お知らせ」に目を通すことは、予備校を利用するうえで欠かせない重要なことなのです。もし目を通していなければ、子どもの様子が聞けるチャンスの個人面談や、予備校での教育方針、学習の方法、受験情報などが得られる父母懇談会に欠席してしまうことになり、大変もったいないことになります。熱心な予備校や大手の進学塾では教育情報を親に伝えるため、独自の情報紙を配布しているところもあります。これらを最大限に利用して、いろいろな情報を耳に入れておくことは、学習面だけではなく、子どもを育てていくうえでも大変役に立つはずです。

フランチャイズ方式の個別指導塾とは

フランチャイズ方式の個別指導塾とはどんなものか、そのしくみを調べてみましょう。まず本部(本社)があり、そこで個別指導塾を開設したい個人や法人を募集します。個人は、経営者が教えられなければならない場合と、自分では教えなくてもよい場合があります。個人や法人(個別指導塾を始めようとする会社)はまず本部に加盟金を支払うのが普通です。本部と個人(または法人)の間で契約が結ばれると、本部からは、開設の準備(設備や募集のチラシ作りなど)やその後運営していくノウハウを提供します。その中には教育方針、教え方、講師の使い方、教材の提供、講師の派遣などがあります。これで個人にしろ法人にしろ、本部の名前がついた教室が開設されることになります。各教室からは、その売り上げの何%かをロイヤリティ(個別指導塾名の使用料)として支払います。